10年営業をやってわかった「営業が向いていない人」の共通点10選【今すぐチェック】

営業経験

営業職として10年働いてきた中で、さまざまな人と出会いました。成績が伸びる人もいれば、何年やっても苦しみ続ける人もいます。

そこで今回は「営業に向いていない人の共通点」を10個、実体験をもとにまとめました。

営業職に悩んでいる方、自分に向いているのか確かめたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

営業職とは?

営業とは、単にモノを売る仕事ではありません。相手の課題やニーズを引き出し、最適な提案をし、信頼を得ること。

言い換えれば、相手の心を動かす仕事です。
「話が上手い人」が営業に向いているわけではありません。

「相手に興味を持てる人」「ちゃんと約束を守れる人」そんな基本的な信頼構築ができるがどうかが、成果を大きく左右します。

営業が向いていない人の共通点10選

1.断られるのが極端に苦手

営業は「断られる」のが当たり前

どれだけいい提案をしても、100%通るわけではありません。毎回の「NO」の一喜一憂してしまうと、心が持ちません。

僕自身も新人時代、断れるのが怖くて一歩が踏み出せず、成果が出ませんでした。でも、断られるたびに「原因はなんだったのか?」と考えられる人は、必ず伸びます。

2.断るのが苦手

お客様からの無茶な要望、上司からの無理な依頼——すべてを受け入れていたら、いつかパンクします。

営業は交渉の連続です。相手の顔色ばかり伺って、自分の意見を言えない人は信頼関係を築くことが難しくなります。

3.他人に興味がない

営業は「人」に興味を持てないとキツイです。
相手の背景や価値観を想像できないと、表面的な会話で終わってしまい、深い信頼は得られません。

「人と関わるのが好き」「相手のことを知るのが楽しい」そんな気持ちは、営業を楽しむうえで大きな武器になります。

4.時間を守れない

アポイントに遅れる、メールの返信が遅い、スケジュール管理が苦手——これだけで信頼を失う場面を、僕は何度も見てきました。

営業は小さな信頼の積み重ね。時間を守れない人は、どれだけ商品や話が良くても損をします。

5.見た目を気にしない

営業は第一印象が命
「清潔感があるか」「だらしなく見えてないか」だけで、相手の警戒心が変わります。

高級ブランドを身につけろという話ではありません。「相手に不快感を与えない身だしなみ」を心がけられるかが大切です。

6.感情の波が激しい

営業では、いいことも悪いことも日々起こります
成果が出ない日もありますが、その度に気分が沈みすぎると、長続きしません。

安定したメンタルは、営業を続けるうえで武器になります。

7.数字に追われるのが苦手

営業に数字はつきものです。
売上・件数・アポ率・受注率——数字で評価されるのがプレッシャーで動けなくなる人は、長く続けるのがつらくなります。

ただし、数字に”飲まれず”、”使いこなす”意識に切り替えられると、成長は一気に加速します。

8.1人で抱え込んでしまう

困った時に相談せず、すべて自分で解決しようとする人も要注意。

チームで動くことの多い営業では、情報共有やサポートを受ける姿勢も重要です。

僕の同僚にも案件を1人で抱え込んでしまい、体調を崩した人がいました。
大事なのはすぐに誰かに相談することです。

9.相手の話を聞かない

「自分ばかり喋ってしまう」タイプは要注意。
営業は“聴く力”が成功の鍵です。

とはいえ、自己開示して信頼関係を構築することも大事なため、バランスが重要です。

10.フィードバックを受け入れられない

「注意された=否定された」と感じる人は伸びにくいです。
営業では、素直さと修正力が成長の鍵になります。

フィードバックをしてくれる人がいる環境をありがたく思わなくてはなりません。

営業が向いていない=終わり、ではない

営業に向いていない共通点に当てはまったとしても、落ち込む必要はありません
なぜなら、これらの多くは「努力次第で改善できる」ものだからです。

実際、僕自身も複数当てはまっていました。でも、少しずつ意識を変えることで、営業成績を上げることができました。

営業職で得られるスキルは一生モノ

たとえ、「営業に向いてない」と思っても、この仕事から得られるスキルは多くあります。

  • コミュニケーション力
  • 自己管理力
  • 目標達成への執着心
  • 顧客視点で物事を考える力
  • 課題解決力
  • プレゼン力
  • 折衝力

営業は、どこでも通用する「人間力」を鍛えられる場所です。
だからこそ、簡単に「向いてないからやめよう」と決めるのは、少しもったいない。

どうしても無理なら、選択肢はある

とはいえ、改善の努力をしてもなお「やっぱり無理だ」と感じるなら、自分を責める必要はありません。

向き・不向きは誰にでもあります
思い切って移動を願い出たり、転職を考えるのも立派な選択です。

自分に合った環境を探すことは、前向きな決断です。

まとめ

営業が向いていない人の共通点は、性格やスキルというより、「誠実さ」「好奇心」「自己管理」が苦手な人。

でも、それらは意識すれば変えていけるものです。「自分は向いてない」と感じる人ほど、小さな成功体験を積みながら、営業という仕事に向き合ってみてほしい。

そして、もしどうしてもつらいなら、逃げることだって選択肢です。
大事なのは、自分に合った形で、納得のいくキャリアを築いていくことです。

10年の営業経験から、一つ確信しているのは、
「営業で苦しんだ経験は、必ずどこかで武器になる」ということです。

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