「営業、向いてないかもしれない」
そんなふうに思ってしまう瞬間、誰にでもあると思います。
・数字が取れない
・断られてばかり
・周りと比べて自信をなくす
──僕も新人時代、何度そう思ったかわかりません。
でも、営業を10年間続けた今だからこそ言えることがあります。
「向いてない」と思っていたその瞬間こそ、実は大切な“分かれ道”だったんです。
この記事では、営業に向いてないと悩んでいるあなたに向けて、
・「本当にやめるべきか?」
・「続けた先に何があるのか?」
について、営業最下位から10年間続けた僕の経験をもとに、リアルに語ります。
⚫️この記事で伝えたいこと
・営業がつらいと感じるのは、真剣に向き合っている証拠
・「向いてない特徴」にあてはまっても、工夫次第で続けられる
・自分なりの納得できる働き方を探すことが大切
・向き合うことも、辞めることも、どちらも間違いではない

「営業に向いてない」と感じる瞬間、ありませんか?
営業の仕事をしていて、こんな風に思ったことはありませんか?

- 上司のように話が上手くできない
- クロージングが苦手で、つい曖昧な言い方をしてしまう
- 断られるのが怖くて、アプローチの手が止まってしまう
- 数字に追われる毎日に心がすり減る
- 同期は結果を出しているのに、自分だけ取り残されている気がする
僕も、これらすべてに心当たりがあります。
特に入社1年目の頃は「自分は営業に向いていない」と毎日のように思っていました。
成績はダントツ最下位、先輩に同行しても成果は出せず、会話もぎこちなくなる一方でした。
でも、だからといってすぐに辞める決断ができたかというと、それも違いました。
「ここで辞めたら逃げになるんじゃないか」
「もう少しやってみたら変われるかもしれない」
そんな迷いと葛藤のなかで過ごしていたんです。

実は「誰にでもある」普通の悩み
「営業向いてない」と感じるのは、実は“普通のこと”です。
なぜなら、営業は「うまくいかない」が前提の仕事だから。
10回訪問して、1回話を聞いてもらえればいいほう。
100人に電話して、1人契約に至るかどうか。
冷静に考えると、それってかなり「つらい」ですよね。
だから落ち込むのは当然。
むしろ、うまくいかないことに悩めるのは、ちゃんと真面目に向き合っている証拠だと思います。

営業に「向いてない人」ってどんな人?
検索で「営業 向いてない 特徴」と調べると、いろんな記事が出てきます。
よく挙げられる特徴は、たとえばこんな感じです。
- 人見知りで初対面との会話が苦手
- 気を遣いすぎて押しが弱い
- プッシュ型の営業スタイルにストレスを感じる
- 数字やノルマがプレッシャーになる
- 相手の感情に引っ張られてしまう
……でも、ここにあてはまったら全員営業に向いてないんでしょうか?
僕はそうは思いません。
実際、これらの特徴にあてはまる人の中にも、長く営業を続けて成果を出している人はたくさんいます。
むしろ、「営業に向いていない」と感じるからこそ、工夫しながら“自分なりのやり方”を築けるのかもしれません。
僕自身、「営業が向いていない人間」だった
僕は10年間、営業を続けてきましたが、最初から適性があったとは思いません。
正直、今でも自分は営業に向いていなかったと思っています。
✔ 数字へのプレッシャーに押しつぶされそうになる
✔ クロージングが苦手で、お客様の顔色をうかがってばかり
✔ 明るくて話し上手な同期と比べて、自信をなくす
そんな状態だったからこそ、「向いてないな……」と思いながらも、どうやって続けていくかを考え続けてきました。
でも、それでも成績が上がったのは、
「自分の強み」を活かす方法を見つけたからです。
- 相手の話を丁寧に聞く
- 共通点を見つける
- 無理に売り込まず、信頼を築く
「営業は、自分という人間で勝負できる仕事」だと気づいたとき、楽になりました。

営業を続けるか、辞めるかの判断軸
「営業に向いてない」と感じたとき、重要なのは「向き・不向き」そのものよりも、
自分はどう働きたいのか?
何にやりがいを感じるのか?
をしっかりと見つめ直すことです。
たとえば、こんな視点で考えてみてください。
- お客さまとの対話が楽しいと思えるか?
- ノルマではなく「感謝」や「信頼」をやりがいに感じられるか?
- 結果が出なくても、自分の成長を実感できる瞬間があるか?
これらに「YES」と思えるなら、向いていないと思い込んでいるだけかもしれません。
逆に、
・どうしても体調を崩してしまう
・自己肯定感が下がり続けている
・働く意味を見失ってしまっている
——そんなときは、立ち止まることも勇気ある選択です。
大事なのは、“誰かの正解”じゃなく“自分の納得感”
営業が向いてない——そう感じることは、決して悪いことではありません。
でも、それだけで自分を諦めてほしくない。
あなたには、あなただけの営業スタイルがきっとあるはずです。
僕が営業を辞めずに10年間やってこれたのは、「自分の中で納得のいく働き方」を探し続けたからです。
野球で培った「三振しても打席に立つ精神」、家族という支え、そしてたった1本のヒット——それが、僕を営業から逃げずにいさせてくれました。
でもこれは、僕のストーリーであって、誰にでも当てはまるものではありません。
あなた自身が納得できる道を選ぶこと。
その選択をするために、この記事が少しでもヒントになれば嬉しいです。
あなたは、どんな働き方をしたいですか?ぜひ一度、ゆっくり考えてみてください。

✅ この記事のまとめ
- 営業がつらいと感じるのは、真剣に向き合っている証拠
- 「向いてない特徴」にあてはまっても、工夫次第で続けられる
- 自分なりの納得できる働き方を探すことが大切
- 向き合うことも、辞めることも、どちらも間違いではない
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