営業をしていると、「自分って向いてるのかな?」と不安になること、ありますよね。
特に、成果が出ない時期が続くと、「やっぱり営業向いてないのかも…」と感じるものです。

でも、10年営業をやってみて思うのは、
営業に向いている人って、実は“特別な才能”を持ってる人じゃないということ。
今回は、僕自身の経験と周囲で活躍していた人たちを振り返りながら、
**「営業に向いている人の特徴」**をリアルに掘り下げてみたいと思います。
「営業に向いてそうな人」と「実際に成果を出す人」は違った
営業に向いてる人と聞いて、たとえばこんなイメージを持っていませんか?

- おしゃべりが上手で明るい
- とにかく社交的でグイグイ行ける
- 人脈が多い、コミュ力おばけ
確かに、そういうタイプが営業で成果を出す場面もあります。
でも、現場ではもっと違うタイプの人も、しっかり数字を作っていたんです。
たとえば、
- 口数は少ないけど、丁寧で信頼感がある人
- 提案資料がズバ抜けてわかりやすい人
- 顧客の「本音」を拾うのが上手な人
つまり、営業にはいろんな“勝ち方”があるんです。
【体験談から解説】営業に向いている人の特徴5選
ここからは、僕が10年間で出会った「営業に向いてるな」と思った人に共通する特徴を紹介します。

1. 相手の話を「ちゃんと聞ける」|聞く力は営業最大の武器
おしゃべり上手よりも、“聞き上手”の方が成果を出していた印象があります。
顧客が何に困っていて、何を求めているのかを引き出す力。
これは営業にとって最も大事なスキルのひとつです。
そして、ただ聞くだけでなく、「この人はちゃんと話を聞いてくれる」と思ってもらえると、信頼につながります。

沈黙が怖いから自分が喋りがちだけど、しっかり話を聞くことが重要!
2. 凹んでも「立ち直りが早い」|感情を切り替えるのも実力
営業は、うまくいかないことの方が圧倒的に多い仕事です。
断られる、怒られる、無視される、提案が通らない…などなど。
でも、成果を出す人は、落ち込んでも引きずらない。
感情をうまく切り替え、「次、行こう」と思える人が強かったです。

営業は断られるのが普通!
切り替えていこう!
3. 小さな成功体験を「自分の力」にできる|積み重ねが重要
ちょっとした案件が取れた。
アポで褒められた。
提案書を見て「わかりやすいね」と言われた。
こうした小さな成功体験を積み上げて、少しずつ自信に変えていける人は、着実に伸びていきます。
逆に、成果を「たまたま」「運がよかっただけ」と処理してしまう人は、自己肯定感が育ちにくいかもしれません。

成果が上がったのは自分が頑張っている証拠!
自信持っていこう!
4. 仮説を立てて動ける(PDCAを回せる)|分析するのも営業の仕事

成果を出す人は、なんとなく行動するのではなく、
- 「このお客様にはこういう提案が響きそう」
- 「前回ダメだったから、次はこの切り口でいこう」
といった**“仮説”を持って動いている**印象です。
そして結果を見て、うまくいかなければ原因を分析し、次の行動に反映させる。
このPDCAを自然に回せる人は、成長速度が速いです。

「なぜ?」「どうして?」など
常識を疑って原因を分析してみよう!
5. 人に対して“興味”を持てる|それが営業の本質
最後に大事なのが、「人」に対する関心です。
「この人はなぜこの商品に興味を持ったんだろう」
「どんな悩みを抱えているんだろう」
こうした人への好奇心がある人は、営業の本質に自然と近づいていくんです。
結果として、売り込まずに売れるようになっていく印象です。

その人のことを知らずに商品をセールスしても、売れません!
相手を知ることが重要!
「向いているかも」は、あとから気づくもの
意外に思われるかもしれませんが、最初から営業に向いている人なんて、実はほとんどいません。
僕自身も、新人の頃はミスばかりで、自分に向いてるとは1ミリも思っていませんでした。
でも続ける中で、
- 少しだけ提案がうまくいった
- お客様から「ありがとう」と言われた
- 同期にアドバイスできた
そんな小さな瞬間が「営業って悪くないかも」と思わせてくれたんです。

まとめ:営業の”向き不向き”は、今より「これから」の姿勢で決まる
「営業に向いてる人」は確かに存在します。でもそれは、生まれ持った才能ではなく、日々の積み重ねから育つものです。
・話を聞く力
・感情を切り替える力
・小さな成果に気づける力
・仮説を立てる力
・人に興味を持つ力
これらは、特別な人だけが持っているものではありません。
今は自信がなくても、少しずつ磨いていけば、きっと「営業が楽しい」と思える日がきます。
焦らなくて大丈夫。
向いているかどうかは、“今”ではなく、“続けた先”に見えてくるものだから。
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