新聞を読まない営業マンはもう通用しない?“情報戦”を勝ち抜く営業力の鍛え方

営業経験

営業に必要なものと聞かれたら、あなたは何を思い浮かべますか?
商品知識?トーク力?人間力?——どれも大切です。

でも、見落とされがちなのが情報力です。

今や営業は“情報戦”の時代。
特に、新聞を読んでいるかどうかで、お客様との会話の質、提案の切り口、信頼度は大きく変わります。

この記事では、営業における「情報収集」の重要性と、なぜ今でも新聞が強力な武器になり得るのかを、実体験を交えてお伝えします。


なぜ今、営業職に「情報収集力」が求められるのか?

営業という仕事は、商品を売るだけではありません

お客様が抱える課題やニーズを把握し、それに合った提案をする“コンサルティング”のような役割がますます重要になっています。

では、その「提案力」を高めるにはどうしたらいいか?
──その答えのひとつが、「情報収集力」です。


新聞は“情報の宝庫”。営業に効く3つの理由


1.「時事ネタ」は営業トークの潤滑油

たとえば、以下のような場面、あなたにも心当たりがありませんか?

  • 商談前の雑談タイム。何を話していいか迷う
  • 経済の話になってもついていけず、相手に主導権を握られる
  • お客様の業界ニュースを知らずに、ズレた提案をしてしまう

新聞を読んでいると、その日話題のネタや、相手の業界の動きに敏感になれるため、スムーズな会話や適切な提案につながります。

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「今日の新聞で〇〇について書いてありましたね」と話すだけで、「あ、この人ちゃんとこっちの業界を見てるな」と伝わります!


2.「視野の広さ」が信頼を生む

営業に必要なのは、業界や商品の知識だけではありません。

政治・経済・社会・国際問題など、世の中の動きを幅広く押さえておくことが、お客様からの信頼につながります。

  • なぜ金利が上がっているのか?
  • 為替がどう動いているのか?
  • 中東の情勢がエネルギー価格にどう影響しているのか?

こうした話題にサラッと触れられる営業は、「この人、ちゃんと世の中のことを考えて仕事してるな」と思ってもらえます。


3.「話の引き出し」が増える=提案の切り口が増える

営業トークは、引き出しの多さが勝負です。

新聞を読むことで、他業界の事例や新しいトレンドに触れることができ、提案の切り口に深みが出ます。

たとえば、

「今朝の紙面で、中小企業の事業承継が特集されていましたね。御社も次の世代への移行について、何かお考えはありますか?」

このように、“新聞のネタを切り口にして質問できる”営業は、お客様の本音を引き出すきっかけをつくれます。


「スマホで十分」では得られない価値とは?

ここでよく出てくる疑問が、「今どきスマホニュースで十分じゃない?」というもの。

確かに速報性や手軽さではスマホに軍配が上がります。

でも、スマホニュースには2つの落とし穴があります。


● 情報が偏る

スマホのニュースアプリは、あなたの好みに合わせた記事を自動で表示します。

つまり、「見たいニュース」しか表示されにくく、自分の視野の外にある重要な情報を見逃す危険性があるのです。


● 流し読みになりがち

スキマ時間にスマホで記事を読むと、見出しだけ見て終わる、最後まで読まない……ということが多くなります。

新聞は「読むための時間をつくる」習慣ができるので、深く思考する時間を確保しやすいのです。


「新聞を読む営業マン」になる3つのコツ

新聞を読み慣れていない人でも、以下のポイントを押さえれば十分活用できます。


1. 見出しだけでもOK。まずはざっと目を通す

最初から全部読もうとせず、1面と経済面、業界関連面だけでも目を通す習慣をつけましょう。

→ 重要なニュースの流れがつかめれば十分です。


2. お客様の業界に関係する記事だけ切り取って読む

自分の担当顧客の業界に関する記事をクリッピングする意識を持ちましょう。

→ それが提案資料の補強や雑談ネタになります。


3. 毎朝10分、読む時間を決める

「朝食後に10分」「出勤前に1面だけ」など、ルーティン化するのがおすすめ。

→ 習慣化されれば、読むのが当たり前になります。


営業における「新聞」の本当の価値とは?

新聞を読む営業マンは、情報感度が高いだけでなく、「勉強している姿勢」が伝わる人です。

  • 「この人、努力してるな」
  • 「情報収集をちゃんとしてるな」
  • 「仕事に真剣なんだな」

そんな印象を与えるだけでも、他の営業と一線を画す存在になれます。


まとめ|営業は「情報の深さ」で差がつく

スマホ全盛のこの時代だからこそ、新聞を読む営業マンは貴重な存在です。

✅ 商談の前に、時事ネタを仕入れておく
✅ 提案の切り口に社会の動きを盛り込む
✅ 自分の頭で考える力を養う

そのためのツールとして、新聞は今もなお一線級の“武器”になり得ます。


最後に|あなたの「情報収集力」、アップデートしませんか?

「売れる営業」は話が上手な人ではなく、「お客様にとって価値ある話ができる人」です。

そのために必要なのは、最新の情報、広い視野、そして伝える力。
新聞はそれを身につける最高の教材です。

スマホと新聞、両方の力を活かして、あなたの営業力を一歩引き上げてみませんか?

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