僕は営業1年目、ダントツの最下位でした。
配属されたのは大きな支店。周りはバリバリ成績を上げている先輩ばかり。
そんな中、僕は”空気を読まれている営業マン”でした。
つまり、成績が悪すぎてみんなが気を遣ってくれていたんです。
当時の僕は、「向いてないのかも」と思い込み、何が悪かったのかを正面から見ようとしませんでした。
でも今、会社を辞めて振り返ってみると、ちゃんと理由があったんです。
今回は、あの頃の自分に向けて「なぜ成果が出なかったのか」を自己分析してみたいと思います。
①訪問先数が少ない—動いている”フリ”だけしていた
営業マンって、とにかく動いてナンボ。
でも当時の僕は、資料を作るのに時間をかけすぎたり、無駄に戦略を練っていたり…。
つまり、動いた”つもり”になっていただけでした。
訪問件数=チャンスの数。今ならわかります。
打席に立って、バットを振らなければ何も始まりません。
②見込み客づくりをしていない—狙ってないから当たらない
とりあえず飛び込み。とりあえず電話。
動かないよりはもちろんマシです。
でも、ただ数を打つだけで、相手の温度感や興味を見極めていませんでした。
「この人、契約の可能性あるかな?」って考えるだけで、アプローチの質って変わるんですよね。
当時はそんな視点、1ミリもありませんでした。

③取引先の理解が薄い—相手を知らない恋愛のようなもの
事前準備、ゼロ。
会社のWebサイトや取引内容すら見ずに訪問して、「何かお困りごとはありますか?」と聞くだけ。
そりゃ、刺さるわけないですよね。
相手を知らずに売り込むって、好きな人の趣味も知らずにプレゼントを選ぶようなものです。
④興味を持っていなかった—心が動かない営業は、相手にも伝わる
正直に言います。
僕は、取引先にあまり興味を持っていませんでした。
「数字が欲しい」「ノルマを達成したい」——そんな自分都合な気持ちが先に立っていたから、相手の言葉もスルーしてしまっていたんだと思います。

⑤一歩踏み込んだ質問ができなかった——怖がっていたのは、断られること
相手の懐に入るには、「なぜ?」「どうして?」と掘り下げていくことが必要。
でも僕は、それを怖がっていました。
「嫌がられたらどうしよう」「失礼じゃないかな」——そんな気持ちにブレーキをかけられて、結果、当たり障りのない会話ばかりしていました。
⑥押しが弱い——クロージングの一言が言えない
あと一歩で契約できたかもしれない場面でも、押せませんでした。
「もう少し検討します」と言われたら、「わかりました」と即答。
相手がNOと言っていないのに、自分から引いてしまう癖がありました。
自信のなさが、相手にも伝わっていたんだと思います。
⑦後回し癖があった——今日やるべきことを、明日に先延ばしにしていた
「後でやろう」「明日やろう」——この言葉が口癖でした。
タスクをためて、焦って、雑になって、また失敗する。
その悪循環の中に、ずっといました。
営業って、日々の積み重ねが全て。
「今日」できなきゃ、「明日」もできません。
⑧その場しのぎ——目の前をやり過ごすことに必死だった
数字が悪すぎて、毎日が苦痛でした。
だから、上司への報告も、商談も、全部“やり過ごすこと”が目的になっていた。
「どうすれば売れるか」」より「どうすればバレずにやりきれるか」を考えていた。
そんなマインドじゃ、成果なんて出るはずありません。
今なら言える。「営業に向いてなかった」じゃなく、「向き合ってなかった」
僕が成果を出せなかったのは、才能でも、センスでもなく、
“営業に本気で向き合っていなかったから”でした。
やるべきことをやらず、逃げて、言い訳をしていた。
今なら、それが原因だったと今ならわかります。
もし、いま営業で悩んでいる人がいたら
僕と同じように、成績が伸びずに苦しんでいる人がいたら伝えたい。
「変われる要素」は、すでにあなたの中にあるということ。
どれも特別なスキルではなく、意識と行動の積み重ねで変えられることばかり。
僕もまだ道の途中だけど、だからこそ、今もがいているあなたの気持ちがよくわかります。
一緒に「人生の逆転劇」を始めましょう。
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