「え、ゴルフ?やったことないです…」
信用金庫に入庫して間もない頃、先輩にそう言った僕は、少し気まずい空気を感じました。
正直、ゴルフって年配の人がやるスポーツだと思っていたし、道具は高そうだし、1日つぶれるし──若手の自分には縁遠いものだと思っていたんです。
でも、ある日先輩に誘われて打ちっぱなしに行ってみたら……これが想像以上に楽しかった。
そして何より驚いたのが、ゴルフがきっかけで上司との会話が増え、顧客との距離が縮まり、職場の人間関係も広がったことでした。
この記事では、信用金庫でゴルフを始めて感じた「リアルなメリット」と「正直なデメリット」を包み隠さずお伝えします。
ゴルフが“共通言語”になって、上司との会話がしやすくなった

信用金庫では、支店長や次長といった上席の方がゴルフをしているケースが多いです。
僕がゴルフを始めてしばらく経ったある朝、支店長に「昨日、久しぶりにドライバー調子よかったです」と声をかけてみたことがありました。
するとそこから、クラブの話やラウンドの話で意外なほど会話が盛り上がったんです。

以前一緒に働いた支店長は毎週土日に打ちっぱなしに通うほどのゴルフ好きで、毎日のようにスイングの話で盛り上がりました。自然と信頼関係も深まり、仕事の相談もしやすくなりました。
やってるか、やってないか──それだけで話しかけやすさがまるで違う。
「共通言語」があることの強さを感じた瞬間でした。
顧客とのゴルフコンペで距離が縮まる

信用金庫では、地元企業の社長や取引先を招いたゴルフコンペが定期的に開かれます。
初参加の時は正直、緊張でいっぱいでした。でも、コースを回っているうちに自然と会話が生まれ、帰る頃には名前で呼ばれるほどに関係が深まりました。

最初は「迷惑をかけそう」と不安でしたが、最低限ボールが打てるようになっていれば問題なし。
ミスショットも笑い合えますし、わからないことがあればその場で教えてもらえます。
空振りばかりの状態での参加はNGですが、ちょっと練習すれば十分です。
たった1日で、普段の名刺交換では得られない“人としての信頼”が築けるのは、ゴルフならではの力だと思います。
職員同士の関係構築にも効く

年に数回開催される「職員ゴルフコンペ」では、他支店の職員や本部の方とラウンドを共にすることもあります。
それまであいさつ程度だった相手と4時間以上一緒にいることで、顔と名前が一致し、人としての距離が一気に縮まるんです。

「あの支店の誰々さん」ではなく、「○○の□□さん」と名前で呼べる関係に。
ゴルフ後はLINEやメールもしやすくなり、仕事で連携が取りやすくなりました。
特に若手にとっては、先輩や他部署との“横のつながり”を作るチャンスとして貴重です。
とはいえ、やってみて感じたデメリットもある

ここまで良いことばかりを書いてきましたが、正直デメリットもあります。
- 朝早くから1日がつぶれる
- プレー代や道具代が高い(若手には痛手)
- やってる若手が少なく、最初は孤独
特に「土日は休みたい」「家族との時間を大切にしたい」そんな思いとの葛藤はありました。

まずは同じ支店の先輩と一緒に回るのが安心です。
道具も最初は中古で十分。ゴルフショップやネットで2万円程度でも揃います!
それでも続けたのは、仕事面での“リターン”が実感できたからです。
結局、ゴルフはやってよかった

ゴルフを始めていなかったら──
・上司とフランクに話せるようにはなっていなかったし、
・顧客との信頼関係ももっと表面的だったかもしれません。
純粋にスポーツとしても、気持ちいいし、上達していくのが楽しい。
何より、「仕事に活きる趣味」って、なかなかありません。
もし今この記事を読んで、「ちょっと面倒そうだな」と思っている若手の方がいたら──
「まずは1回、打ちっぱなしに行ってみてください」
きっと、思っていたより世界が広がっていることに気づけると思います。

僕も最初は全く興味がありませんでした。
でも、打ちっぱなしでボールに当たらなかった悔しさから、ハマっていきました。
まとめ
- 信用金庫ではゴルフがいまだに“共通言語”
- 上司・顧客・他支店の人との関係構築に強く効く
- デメリットもあるが、リターンが大きい。
- 「社会人から始めても遅くない」
- ゴルフは、あなたの”営業の武器”になるかもしれない
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