営業として10年働いたけど、正直「結果が出た」と胸を張れる瞬間は一度もありませんでした。
毎月の数字に追われ、会議では報告するのがつらくて、正直逃げ出したい気持ちにもなりました。
それでも、同じ環境でグングン成果を出していく「できる営業マンたち」が、すぐそばにいました。
当時は、ただ「すごいな…」と思っていたけれど、後になって気づいたんです。
僕は“できなかったからこそ”、彼らのすごさが見えていたことに。
今回は、そんな僕が感じた「できる営業マンのすごさ」を4つ紹介します。
今、営業がうまくいかなくて悩んでいる人に、少しでもヒントになれば嬉しいです。
できる営業マンの特徴4選
1.「知らない」を恥じない——素直に聞ける人が一番伸びる
僕は、わからないことがあっても、なかなか人に聞けませんでした。
「そんなことも知らないの?」って思われたらどうしよう。
恥ずかしさとプライドが邪魔をして、ずっと一人で抱えていたんです。
でも、できる営業マンは違いました。
「それ、ちょっと教えてもらっていいですか?
そうやって自然に、そして当たり前のように質問する。
恥ずかしがることなく、むしろ積極的に聞く。
「聞く → 覚える → 実行する」というシンプルなループを繰り返すから、成長が早いんですよね。

素直に「わからない」と言えることは、弱さじゃなく強さだった。
2.悩む前に動く——できる営業は”スピード”が武器

僕は、行動に移すまでがとにかく遅かった。
頭の中でいろいろ考えて、「これで失敗したらどうしよう」「怒られたらどうしよう」と足が止まっていたんです。
でも、できる人はとにかく動く。
「まずやってみて、ダメなら修正すればいいでしょ」
そんな感覚で、次々と行動していく。
行動が早いから、トライの回数も多い。
失敗の経験値も積めるし、なにより結果に繋がるスピードが違いました。

「やってみないとわからない」を行動で証明していた。
3.仕事を引きづらない——疲れない人ほど成果を出す理由
成績が悪かった僕は、仕事が終わっても常に不安でした。
「明日うまくいくかな」「クレーム来てないかな」
家に帰っても気持ちを切り替えられず、ずっと頭の中が仕事でいっぱい。
でも、できる営業マンは違いました。
仕事が終われば、まっすぐ帰って趣味を楽しんだり、家族との時間を大切にしていたんです。
休む時はしっかり休む。
切り替えるから、仕事にも集中できる。
それが結局、仕事の質を高めていたんですよね。

僕が「疲弊する時間」にしていたことを、彼らは「リズムを整える時間」にしていた。
4.「売る」じゃなく「提案する」——信頼を勝ち取る営業の共通点

当時の僕は、とにかく「買ってください!」の姿勢で営業していました。
お客さんの顔色をうかがって、へりくだって…まさに”お願い営業”。
でも、できる人は違いました。
「こういう形なら、御社にもメリットがあると思うんですが、いかがですか?」
自分の意見を持って、落ち着いて提案する。
「売る」のではなく、「一緒に考える」スタンスなんです。
それが結果的に信頼につながり、数字にも表れていました。

営業は”押し売り”じゃない。「提案力」が信頼を生む。
最後に
当時の僕は、「営業に向いてないかも」と何度も思っていました。
でも今なら思うんです。
向いてないんじゃなくて、“やり方を知らなかっただけ”なんだと。
できる営業のすごさは、特別な才能じゃない。
素直さ、スピード、リズム、提案力 ——
全部、少しずつ真似できることばかりです。
僕は今も、あの失敗と向き合いながら、少しずつ前に進んでいます。
もし、今あなたが営業で悩んでいるなら、
まずはひとつ、「素直に聞いてみる」ところから始めてみませんか?
この記事が、あなたの新しい一歩になることを願っています。
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