営業1年目で最下位だった僕が、それでも辞めなかった理由

営業経験

「営業、向いてないかも」そう思ったあなたへ

営業1年目、僕はダントツで成績最下位でした。

努力しても成果は出ず、職場での居場所もなく、ただただ自信を失っていく日々。

「もう辞めたい」と何度も思いましたが、それでも僕は営業を続けました。

この記事では、そんな僕の1年目の実体験と、そこからどう立ち直ったかをお伝えします。

「結果が出なくて苦しい」「自分は営業に向いていないのかもしれない」
そんな風に悩む人の支えになれたら嬉しいです。


この記事でわかること
・営業1年目で成績最下位になった実体験
・心が折れそうだった日々のリアル
・それでも辞めずに続けた理由
・失敗から得た教訓と、今の僕の挑戦


営業1年目、成績はダントツ最下位だった

配属先は“本店”という激務の現場

新卒で営業職として入社し、配属されたのは会社で一番忙しい「本店」でした。

顧客数も業務量も圧倒的に多く、毎日21時まで残業。
通勤に1時間かかる僕は、渋滞を避けるために朝6時に家を出て、会社の駐車場で仮眠する日々でした。

仕事が終わればクタクタで、帰宅して食事と風呂を済ませると、すぐに眠る。
そんな生活が当たり前になっていました。

何をしても結果が出ない日々

日常業務には少しずつ慣れてきたものの、肝心の営業成績は一向に上がりません。
同期や先輩が次々と契約を取っていく中、僕だけが空回りしていました。

でも当時は、「まだ1年目だし、しょうがない」と自分に言い訳していたんです。

本気で「何が悪いのか」を突き詰めることもできないまま、ただ時間だけが過ぎていきました。


気づけば、周囲に気を遣わせる存在に

「まだ1年目だから仕方ないよね」という空気

毎月の営業成績は、社内メールで全社員に共有されます。
しかし、僕の順位はいつも最下位
それが何ヶ月も続くと、だんだん周囲の人が僕に順位の話を振らなくなっていきました。

誰も責めてはいないけど、誰も触れない。
そんな空気が、かえってつらかった。

メールが届くたびに胃が痛くなり、確認するのも嫌で仕方がありませんでした。

陰口はなかった。でも、居場所もなかった

本店の先輩たちは、本当に優しい人たちでした。
だからこそ、直接的に責められることも、陰口を言われることもなかったと思います。

それでも、仕事ができない自分に対して「どう思われているんだろう」と勝手に思い込み、自信がどんどん失われていきました。

アポもないのに外出したり、社内で浮かないように振る舞ったり——
居場所がないと感じていたのは、きっと自分自身だったのかもしれません。


それでも僕が営業を辞めなかった理由

「悔しい」という気持ちだけは、ずっとあった

結果が出なくても、劣等感に押し潰されそうでも、「負けたくない」という気持ちはずっとありました。

同期が契約を決めていく姿を見て、「自分だって……」と思う悔しさが原動力になっていたのかもしれません。

小さな意地と、自分を信じたい気持ちだけが支えでした。

野球部の存在が、心をつないでくれた

実は、会社には軟式野球部があり、僕は1年目からそのメンバーに入れてもらっていました。

毎週の練習や大会は土日開催。仕事がきつくても、野球の時間だけは全力で楽しめました。

野球があったから、気持ちが折れずに済んだ。
野球部でレギュラーになれたことで、「ここに自分の居場所がある」と思える時間ができたんです。


あれから10年。僕はまた新しい挑戦をしている

家族との時間を守りたくて、Web制作を学び始めた

営業として大きな結果を出せたわけではありませんが、「踏ん張る力」だけは確かに身につきました。
そして今、僕は新しいことに挑戦しています

——Web制作です。

理由は、子育てとの両立でした。
毎日往復2時間の通勤は、3人の子どもを育てる僕にとってとても大きな負担でした。

家族との時間をもっと大切にしたい。その想いが、転職ではなく「新しいスキルを身につける」という選択を後押ししました。

サボり癖との戦い。でもまた、打席に立ちたい

正直、勉強は順調とは言えません。
サボりたくなる日もあるし、「もう無理かも」と投げ出したくなる瞬間もあります。

それでも、「あのとき辞めなかった自分」を思い出して、もう一度バットを握るような気持ちでパソコンに向かっています。


まとめ:三振しても、まだ試合は終わっていない

「失敗しても、やり直せる」

営業成績が悪くて、周囲と比べて落ち込んで、職場での居場所がなくなった——
そんな僕でも、こうして新しい挑戦を始めることができています。

大切なのは、三振しても打席に立ち続けること
空振りを恐れず、もう一度バットを振る勇気です。

これが、僕の逆転劇のはじまり

僕のように「営業、向いてないかも」と悩んでいる人はたくさんいると思います。
でも、失敗しても、諦めなければやり直せる。

これは、そんな僕の「逆転劇」のはじまりの物語です。


✉️ おわりに

ここまで読んでくださって、ありがとうございました。
このブログでは、営業職としての失敗談や学びを中心に、「仕事でつまずいた人」が少しでも前を向けるような記事を発信しています。

「できなかった自分だからこそ伝えられること」を、これからも綴っていきます。

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